
きょう相馬市のNPOの支援に震災後始めて相馬市に足を踏み入れました。 相馬中村城のお濠の浄化などをEMを活用していたNPO法人グリーンパワーの応援です。微生物応用の技術的のこと作業の手順などをご案内しました。 上の写真は相馬市原釜地区、子どものことから海水浴は原釜、潮干狩りは松川浦と隣接した海岸で海にに親しんできました。両地区とも壊滅状態です、松川浦ものりの養殖場も津波に呑まれていました。 商店や住居、公園は跡形もなく満開の桜だけが自衛隊の作業を見守っていました。

有用微生物群(EM)の活用でNPOグリーンパワーから提案があったのは、残念ながら壊滅状態で家屋のない場所よりも、海岸からやや遠く津波で被害があったものの、敷地や建屋が残りヘドロや瓦礫を片付けながら、何とか生活を取り戻そうとしている地区の支援です。 ここ相馬市新田地区は海岸線から堤防、防風林がありさらに基盤整備を終えた水田が広がり、海岸から2~3キロの内陸の集落です。 太平洋からの津波と河川からの逆流で住宅は半壊や床下浸水、残されたへドロと瓦礫、塩害で当分農業生産の目処はつきません。 瓦礫を縫うようにEM活性液と動力噴霧器をを積んだ軽トラックで散布のご要望があったお宅を回りました。

地区選出の植松市議の要請で、区長さんによって回覧を回したところ、69軒からEM散布の希望がありました。 全壊や高台で難をのがれた以外、ほぼ全戸回らせていただく予定です。 隣りの岩ノ子地区は100軒程度はあるだろうという見通しです。壊滅してしまった集落を気遣いながら少しずつ日常生活に向けての歩みが始まっています。 ここは原発事故から北へ40km、被災地もいろいろな表情があります。
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テーマ:地震・津波 - ジャンル:地域情報
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