生まれて育った街は、ちょっとだ有名な彫刻家、いや、高名な芸術家の出身地でもあって、昔から街なかに像が飾られていました。街の中心には少女像が設置され、シンボルにもなっていましたが、なぜか今は町はずれの冬などとても行かないような町民プールの袂にあります、合併後は何と呼ばれている施設かもわかりませんが。

いま、かつての少女像の近くに立つのがこの像。たくましい男性像ですが、この時期はやはり寒々しく見えてしまいます。 もっとも、「寒風にさらされて」というのと「冬の陽の光を浴びて」では、寒中に立つ姿も違って見えますが。要するに「ものは言いよう」か。
さて、新聞が伝える恒例の東電幹部の新年の県庁訪問。今年から、社長・会長のコンビが代わりました。 東電側が迷惑を詫び、鋭意対応を進めると言う型通りの遣り取りが想像されますが、知事の第1番目の要望は、福島第2原発の廃炉要請。第1原発の事故後運転を止めたまま「店ざらし」になっている、第2原発の早期廃炉を県側が要請、東電は「要請を重く受け止める」としつつ重要な経営判断なので態度を保留。この状態が何年か続いています。 現実的に県が運転再開を認めない限り再開は出来ず、だれがどう見ても再開は認めるとは思えないのでいわば無用の長物と化している第2原発に、かくもこだわる東電側はエネルギー危機でも想定しているのか。福島県民の気が変わるのを待っているのか、明治維新から150年の今年、薩長に串ではありませんが原発・東電への禍根はこれから150年くらいは続きそうです。 「重く受け止める」「重要な経営判断」と経営トップが揃って口にする「ものは言いよう」のウラが少々気になります。 もっとも「店ざらし」の解消は重要ですが、要望する優先順位ももう少何かしありそうなものですが。
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