田村市の浪江近くから本宮・二本松市を通って福島市に戻る途中、かすめるように通る葛尾村、避難区域だったところ。 以前と通った時には夏草が生い茂っていた農地も、「除染」とういう表土剥ぎによって農地の体を取り戻していました。もちろん道路を走りながら見る限りですが。

大型ダンプは通るものの、人の姿も生活感もない不思議な空間。村の機能も戻っていると聞きましたが、それは中心部か。確かに今回通りがかったのは外れの方。

しかし、整地された水田に突然現れる「仮置き場」。リニアではありませんが、談合だ不正請求だと噂やら捜査やら行われた除染も目に見える形で進んでいましたが、実際除染廃棄物の山を見ると「道半ば」、避難者もインフラも含めて「帰れない」なと思ってしまいます。

冬の陽にもともと静かな里山が、さらに静寂に包まれていました。活気が戻るのはいつの日か。
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