「晩秋と言うより初冬」と、11月の定例句ですが、今年は一層その感が強い「みちのくふくしま」。例年だと、「そろそろ冬タイヤへの交換」の時期ですが、早い雪の訪れに大半の方が終わっていると言うのは大袈裟にしても、今年はなにかと急ピッチで冬支度です。

大震災から何年何ヶ月が過ぎ・・・、これも定例句のようになった言葉ですが、「傷が癒える」ところが、まだ現在進行中なのが原発事故。個人住宅に埋め込んでいた除染廃棄物を仮置き場に移送の作業が進められています。 時節柄、芝を剥がした場合は冬期間は根着かないので来年春の作業だそうです。仮置き場から中間貯蔵施設に運ばれるのは何年後で、中間貯蔵施設からの先は目途すらありません。

「脱走を防止するために穴を掘っている訳ではない」ICMBと呼ばれるものを作る国が、「溝を掘って脱走を遮る」と(言われている)何とも原始的な作業を繰りひろげる北朝鮮です。「絶対安全」「夢のエネルギー」と国の将来を担わせた原発の、一旦コト有ったことの後始末が、何とも長閑な(失礼)半分手作業と言うのが、どうも彼の国を笑えないような気がします。
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