夏の日照不足から9月の長雨、10月には相次ぐ台風の来襲。なんとも異常気象に悩まされた今年の稲作、例年だと今の時期は収穫を終え、田んぼは空かコンバインで粉砕された稲わらが散らばるのみ。
さすがに、稲刈り後の耕耘は未だ早いのかもしれませんが、稲は米になり遅くとも乾燥機の中という時期です。

ところが今年は、収穫をあきらめたような荒廃田ではなく、良く管理された水田が未だ稲刈前。驚くような少なくとも「一月遅れ」、ここまで遅れるには何か事情があるのでしょうが。
稲作も大型化して、稲を刈り脱穀をするコンバインも大型化すると、地面が柔らかい水田には入れません。そこで、早めに水を切り(水田への流入を止める)ぬかるまないようにするのですが、今年は相次ぐ雨。地面もそうですが上から降る雨も作業を遅らせます、相次ぐ雨で稲刈りが遅れに遅れ、もう過ぐ師走の時期に「黄金色」の穂の波。

ここまで遅れると、先にも書いた通り天候以外の要因もおるのでしょうが、ちょっと不思議な光景の水田ではあります。 何はともあれ、来春はまた五月晴れの下で変わらぬ「田植え」風景であってほしいものと願うのみです。
スポンサーサイト
|