隈畔(わいはん)です、猥談ではありません。古くから福島で使われていた言葉ですが、最近は特に原発事故以来耳にしなくなりました。 阿武隈川の河畔のこと、阿武隈川は白河から福島県を縦断するように北上して仙台空港近くで太平洋に注ぐのですが、須賀川や郡山などの都市も流れるものの隈畔と言えば、福島市の県庁裏手の阿武隈川の河原や遊歩道を指すようです。

県庁裏手と言っても県庁は以前の福島城址、周囲には寺や御倉跡が点在し、御倉に米を収納するための水運も必要だったため、特にこの一帯は阿武隈川との結びつきが強かったと思われます。
県庁側から見た対岸が、原発事故で取材が殺到した渡利地区。もともと静かな住宅地でした。

見るとその上空には鳥の群れ。突き出している山が「弁天山」奥州道今の国道4号線から分岐した街道がこの山の麓を通り川俣から浪江に至ります。 その国道114号線が、最近浪江まで通れるようになったとのこと。事故以前は相双地区の農家回りによく使っていました、開通依頼未だ行く機会がありません、帰還者が少ないうえに、残念ながら農業を再開する動きにはなっていません。
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