北海道から琉球列島まで日本に広く分布するが、日本の固有植物ではないとされる「彼岸花」。秋彼岸の頃に一斉に咲、き赤い花がいやがおうにも目立ちます。

稲作の伝来とともに大陸から日本に入ったと言われる植物、そういえば昔は田んぼの畔や土手でよく見かけました。水田の基盤整備とともに水田から姿を消しましたが、有毒ゆえ」にモグラ除けなどに田んぼの土手で見かけることもあります。 モグラが穴を掘ると、その穴から水田の水が流出して下手をすると土手が崩れるということもあるので彼岸花でモグラを駆除するということですが、効果のほどは分かりません。

田んぼの土手から消えた分、住宅後の空き地やら川の土手で見かけます。川の土手で蔓類と共生しているところを見ると案外生命力は強いのかも知れません。弥生時代に伝来した帰化植物の先駆けだとすると強い生命力も頷けます。
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