東北大のセミナー出席で仙台へ。こちらも雨、豪雨ではなく霧雨とひったりやんだりの天候、日照不足の今夏を象徴すような天候です。

圃場視察も傘を開いたり畳んだり、試験田も「低温」「長雨」の天候で多く発生するいもち病が出始めたとのこと。自動制御、監視技術の検討も、露地の悪天候は直接的にはどうしようもありません。 異常気象時は個人的な経験則は当てにならないので、長期間のデータを解析して「狼狽」にないことが大切です。早速テレビでは、平成5年の冷害コメ不足を例に出して危機感を強調していましたが、あの時は梅雨からの長雨に対して今年は空梅雨からの一転しての日照不足。日本海側は集中豪雨は別にして日照時間は例年と大差ないため、パニック的なコメ不足にはならないはずです。

青葉山の新農学部から下りてくると、仙台市内の夕方の渋滞に巻き込まれました。広瀬通に出る路地の信号待ち、ビルの谷間の一般住宅、小雨の中で夕顔が一輪。夏を惜しむような、しかし清々しい白です。
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