夏の高校野球も佳境に差しかかり、月遅れのお盆を終わると何とはなく秋の気配です・・・と言うのが例年の「決まり文句」ですが、今年は日照不足に長雨。オホーツク高気圧からの「やませ」が気温上昇を妨げているようで、つい先月の「空梅雨」から一転、曇天から1日何回か落ちてくる雨を見上げるばかり。幸い当地方には「集中豪雨」はありませが。
 西日除けのために、窓の外に這わせた朝顔も当が外れた存在ですが、むろん朝顔のせいではなくこちらはプランターから精一杯蔓を伸ばしています。 紫と藍色の花に交じって、一輪だけ白い花が夏の名残を伝えています。とはいえ、天気予報によれば月末の方には残暑が戻って来るとのこと、待ち遠しいような迷惑なような。
 異常気象とは言え、カレンダーは日々刻々例年と変わらず進み、16日は盆棚の竹を流します。「棚を送る」といいますが、この辺になると「地域の風習」と言うより、各家で伝えられてきた習慣によります。 わが実家では、13日に盆棚を設置して仏壇から位牌を移動にて提灯などを飾り、若竹を組んで先祖を供養します。 16日の朝には竹だけ取り外し、さといもの葉にくるんでお供えのご飯を括り付け、川の流れに流します。一般的に言う「送り火」の代りでしょうか、「不法投棄」と言われても仕方がありませんが。

この時期につきものなのが「白菜の種まき」。秋から冬にかけて食卓を彩る「白菜」の種まき時期はお盆近辺に種を蒔き、コスモスの咲き出す季節に苗を畑に移植します。
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