東京から戻った夕方、それでも福島駅のデジタル温度計は37度を超えていました。むろん、照り返しのあるアスファイルとコンクリートの狭間、公式な百葉箱を想定した観測ではないものの、尋常ではない暑さを感じています。これで真夏日も何日連続か。

東京でも「暑いですね」があいさつ代わりでしたが、「福島の暑さはこんなものではない」と言うと、「話には聞いています」と応えてくれます。
子供のころ、世界にはいつも暑い国と寒い国があって、暑い国は密林や砂漠でできていると聞かされました。文字が読めるようになると「アラビアンナイト」の物語を読むようになりました、シンドバットがお気に入りの主役でした。

砂漠さながらの灼熱の空を見上げると、わが町にもアラビアンナイトの挿絵よろしくモスクのような建物が。 これは駅前にある市の施設、子供向けの施設ですが屋上の天体観測の部分が玉ネギ型のモスクのように見えてしまいます。今日あたりは慈雨はあるのか。凶暴にして時に潤いを持たせる「雨」を当地方では待っています。
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