線状降水態とやら、西日本の方はまだ雨が振りやまないようです。東風と梅雨前線が心配された東北南部も南会津・新潟を中心に相当雨が降ったものの、2011年ほどの被害はなかった模様です。
 雨の降り止むのを待って農家訪問、用件の農家は大型ハウスのミニトマト農家、大型ハウスは天候とは関係無さそうですが、施設の内外で気象災害の影響はあります。これらの農家も2014年の豪雪では甚大な被害でした。鉄骨が飴のように曲がってしまっていたことを思い出します。
山間の道を進むと、石の上に石が乗った不思議な光景。よく見ると上の石の表面には何か人型のようなものが浮いて見えます。 山間の棚田、小さな水田にはイノシシ除けの電柵が設置されています、典型的な里山の暮らしですが。 推測するに上の石は「不動明王」か何かを祀った仏教信仰。台座の巨石は古くからの巨石信仰の対象、こちらは日本古来の神道的な神様の存在ですが、永年の神仏習合で一体的な信仰の対象になったものと思われます。 気象レーダーなどのない時代、大雨・洪水あるいは日照りなどは、まさに天の仕業。野にも神仏を祀って安寧を祈ったものと思われます。

棚田と野仏の反対側には、除染廃棄物の山。気象衛星や気象レーダーによって天候・気象は制御はできないものの予測やリアルタイムの状況認識化可能になりました。 ところが人間界、制御も予測も出来ないものを別途抱え込んでしまったようです。
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