共謀罪法案が成立しようとしています。強行成立させようとしている与党側、何とか阻止しようとしている野党側、夜通しの攻防は報道で垣間見るこちらも「爺さん方よくやるわ」と感心するほど。 たしかにテロリストや暴力団など、組織犯罪の未然予防というのは説得力がありますが、その範囲や判断基準が不明確、権力に利用され国民の利益を逆に損なわれるのではないかとの反対意見。素人から見ると、どちらも「もっとも」。会期等の制約はあるものの奥の手を使ってまで強行採決する話かな、とも思ってしまいます。

いずれ、学校に急ぐ子供たちの未来に影を差さないことを祈るばかりですが。
共謀罪と言うかテロ等準備材と言うか、ここまでもつれた裏には法務大臣の「訳の分からぬ」珍答弁があったわけですが、そもそも取り締まる側の「警察」に、国民の潜在的な不信感があるのでは、とも考えられます。
そいえば、警察関連のは刑事ドラマ犯罪ドラマは数多く作られていますが、警察の国民的なヒーローと言うのが見当たりません。強いて言えば「太陽にほえろ」「湾岸署の青島巡査」?
反面今話題の、ロボット、人工知能は、海外では労働者から「仕事を奪う」と、あまり好印象は無いといいますが、日本では、鉄腕アトム・ドラえもんとその世界のスーパースターが永年国民に愛されてきたので、ロボット・人工知能に諸外国より抵抗感がないと聞きます。「太陽にほえろ」でも上からの指令に石原裕次郎演じる藤堂係長が抵抗したり、湾岸署には、何の重みもない署長・副署長がいたりと、アトムやドラえもんの愛されキャラとは比較になりません。 先頃の心中に見せかけた母子殺害も逮捕されたのは夫の現職警察官。共謀罪の混乱は、この辺りに原因があるのかもしれません。
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