会議といくつかの打合せがあって、福島駅西口近くの複合ビルへ。複合ビルと言っても国・県・市の外郭団体、商工業団体、パスポート窓口もあって半官半民と言うより「官」に近い印象です。

打合せを終えた夕方近く、1階ロビーまで下りると結構な数の報道陣。外へ出ても撮影クルーが機材の撤去中。要人でも来ていたかと思っても、警察車両やSPらしきものも見えず、夜のニュースを見ると「全国新種鑑評会」で福島県の蔵元の新酒が5年連続で金賞を受けた数が日本一だったとのこと。その数22銘柄でちなみに2位の宮城が20銘柄。 記録を見ると例年、新潟・宮城・山形などとトップを争っているようです。
ビル1階に観光物産館があるのでそこへの取材のよう、蔵元は各地に点在していて品評会そのものは毎年広島県で開催とのこと、ニュース映像を作る苦肉の策がここだったか。県庁でも何か記念イベントを行ったようですが。
しかし、残念ながら県内では「祝賀」のトップニュースでも、全国紙では大きくは取り上げられてはいない模様。で、福島県内酒造関係者のコメントは「風評被害の払拭に」と、原発事故で負った影を断ち切る材料にしたい発言が目立ちます。
全国紙のニュースを見ると「東電新計画」「電力再編」。事故を起こした側を助けることに腐心し、被害者側は自助努力か。復興需要とやらで、除染作業などは多くありました。広く言えば地域経済の底上げになったことは否定しませんが「食品」「観光」「農業」などは、復興需要と直接は関係ない業態。 まずは少々複雑な「めでたい」ではあります。
スポンサーサイト
|