2月は雪に覆われ、前月は桜の中だった米沢市のキャンパス、今回は新緑でした。県境を挟むとは言え「隣の市」、しかし福島ではほとんど散ったハナミズキもこちらは白も赤の花もまだ咲き誇り、半月程度の季節差がありそうです。

重文に指定されている米沢高工時代の本館の欅もすっかり緑です。 別に福島や山形だけのことではありませんが、私達の現役の学生時代は、田舎の国立大学生といえば「ダサさの象徴」みたいな取り扱われ方で、スニーカーならぬ白いズックとひざの丸まったジーンズとよれよれのジャンパーのイメージがあったのですが、今やZOZOTOWN等々で全国一律の情報と商品購入機会。見た目には渋谷のスクランブルを歩く学生も地方の国立大生(正確には現在は国立大学法人ですが)おじさんには見分けがつきません。

加えて、ちょいとおしゃれなコーヒーラウンジまで出来ています。 逆にスマホで発注で直ぐ届く通販などで、地方都市でファッション雑誌から得た情報で流行に乗ろうとしていた若者(に限りませんが)が集まるような、「こじゃれた」衣料品は経営が成り立たなくなったようで、姿を消してしまいました。これもまた寂しいような。
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