5月中旬、田植えが最盛期です。あいにく雨の週末でしたが、この二日で苗が風にそよぐ水田が増えました。しかし、さほど田植えが週末に集中しているように見えないのは、稲作も専業化が進んでいるのか、田植え機が乗用化して小規模兼業では買えなくて作業を委託しているのか、サラリーマンは定年退職で年金+農業の生活なのか。

福島、宮城県境近く、こちらは田植え終了でまだ頼りなさげの苗が風になびいています。奥に見える小高い山が、頼朝軍と平泉藤原勢との古戦場、ここで武勲をあげた頼朝に従って常陸から来た一族が、恩賞でこの地を与えられ「伊達氏」を名乗るようになります。

今の時期の水田の特徴、まだ水を入れたばかりの「代かき」前、、「代かき」を終えて田植えを待つ水田、そして田植えを終えた水田。田植えを終えても水の管理には気を使います。特にこの週末のように気温が下がった場合は、深水管理で保温に努めなかればなりません。 しかし、深水にし過ぎて苗場水に沈んでしまうのでは仕方がないので、頃合いが大変です。ですから田植え前の「代かき」時で、凸凹なく平らに地表を均すことが大切です。田植え前も田植え後も稲作農家は気が抜けません。
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