懇意にさせて頂いている果樹農家の梨園を通りかかったら作業中。

この前まで、雪でも積もったように梨棚を覆っていた白い花がすっかり散って、新緑と小さな実が現れていました。今年は遅霜の被害もなく順調な様子は「ご同慶の至り」、と簡単に言いますが、農家にとっては風が吹いた、雨が降らぬと心配のタネは尽きません。

梨畑を拝見しながら「花は散っても実はのこる」という古い歌謡曲の一節を思い出しました。調べてみると唄っていたのは「吉永小百合」、朝ドラ「ひよっこ」の時代の歌でした。 先日紹介した、児童数減少によって閉校になった小学校。それらの学校が子供であふれかえっていた頃の話でそこから50年、その労働力が日本の経済成長を支えたのですが、既にその年齢も一線を退いて久しくなります。 しかし、農業はまだその年代に支えられていたりするのが何とも寂しい現実になります。

朝ドラならぬ、テレ朝系の石坂浩二主演の昼のドラマも話題の様子、残念ながら視たことはありません。 マスコミが伝える出演女優陣を聞くと、ちょっと視るには勇気が要りそうです。梨の古木に枝を接いで新しい品種を育てます、人間はそうはゆかない悲しさ。「昔は美人だった」思い出の世界で生きていくこともあります。
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