東北地方も山間部の方から、田んぼに水が入りだしました。 以前は早く植えた方が、稲の分けつ(稲の茎が多くなる)を確保するために早植えが奨励された時期もあって、五月の連休は田植え時期の時代もありましたが、昨今は少し落ち着いて10日過ぎからのピークに戻りました。
連休の田植えは、労働力の確保の意味もあったのでしょうが、そもそもサラリーマンをしながらの稲作も、定年退職したので関係ないという見方もあります。確かに団塊世代の大量退職後に田舎の産業構造も変わったのかもしれません。もっとも「苦労して米を作っても販売価格が安い、」裏返せば「少々の面積を作って自分で食べるより買った方が安い」。という、稲作をめぐる構造自体が変わってきました。 もっとも、そのような構造転換が無ければ、日本の農業生産は世界標準から益々遅れると言う指摘もあって、それら事実でもあるだけに政治から個々の農業経営、ライフスタイルまで含めて判断が難しいところです。

大型稲作農家では、田植え期間に日数が必要なため、やはり少々無理してでも早い時期から田植えをはじめなければなりません。 別件で伺った大型稲作農家、育苗棟の中でも稲の苗がゴルフ場の芝のように生えそろっていました。

秋の黄金の絨毯までは、まだまだ苦労は尽きませんが。
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