 外の騒ぎをよそに、きゅうりは順調です。 加藤さんのきゅうりは、3月11日に植え付けを完了しました。ご夫婦でやれやれと休憩をしていた所に震災が来てしまいました。 2棟で約20aの鉄骨ハウス保温のために4層構造にしていました。でも震災後の停電で重油ボイラーが使えず凍み枯を覚悟しながらの管理だったということです。 震災のの前後は暖かかったものの、すぐ寒波がきました。電気は復旧しても今度は重油の補充ができません、最低限の温度に設定してようやくここまで育ちました。 まさに農家の執念、4層施設に放射性物質が入り込むとは思えませんが、怖いのは風評被害。 「津波にさらわれて家や命を無くされた人を思えばこれども幸運だと思います」と言っていた加藤さん。大震災と原発事故以降福島の人たちは何か「達観」したようです。 あちこちに黄色い花も見受けられます、まもなく「つる上げ」といって、きゅうりのつるを上に持ち上げる作業が始まります。 丹精が報われますように。
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