いわき市小名浜で桜の開花、桜前線も東北地方に入りました。福島の桜はいわきから咲き始め、原発事故で変に有名になってしまった「浜通り」を北上して相馬まで行き、「中通り」は逆に南下し福島・郡山そして栃木県境の白河と咲いて行きます。その後会津に移るのですが、浜通り・中通りを分ける阿武隈山地も桜は遅く、相馬と福島を結ぶ国道の頂上付近は「この辺りの桜は弘前の桜と咲く時期は同じ」と言うので、平均気温や緯度だけではない桜の咲く要素があるのだと思われます。

こちらは福島県の中通りでも、阿武隈山系とは反対の奥羽山脈の方の高台、奥羽山脈は中通りと会津を分けています。つい10日前に降ったみぞれ、高台は積雪状態で一面白くなりました。さすがに道路は「圧雪」ということはなく、ザクザクとした半雪半水状態で既に履き替えた夏タイヤでも走行に支障はありませんでしたが、白く咲いた梅が白い雪景色に立つ風景は「幻想的」で印象に残っています。 すっかり春の陽気に戻って、あの「白」と「白」の幻想が嘘のような梅の木が、花びらを散らしながら「桜」の到達を待っているようです。
「畜産」業も、規模が大きくなりだんだんと山間部に追いやられるように、一足遅れの「春」が来るような場所に立地しています。仕事で訪れる養鶏場、いつも通る道が工事中で、1本隣の道路を通ったら山頂の方に抜けてしまいました。

山頂部には何本かの鉄塔、これはテレビ局の送信用。なぜか電力会社の鉄塔もあります。青空背景の鉄塔を見ながら一息ついて降りて行きます。かかる状態でも機能するカーナビは便利です。
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