お伝えしているように、当地方はまだ梅花、桜も未だの状態ですが、通りがかった桃畑の桃の芽がずいぶん膨らんでいました。
この樹のこの辺りに「枝をつけ過ぎ」、果樹は大玉で日当たりの果実を確保するために、冬場の伸長し過ぎた枝を切落し、樹形を整え、さらに「摘蕾」「「摘花」と、蕾段階、花段階で「果実」になる部分を落として行きます。それを付けすぎると「小玉」の栄養不足の果実が「たくさん」採れてしまいます。ただし、落とし過ぎてしまうと、肝心の果実が少なくなってしまうところが難しい。

「この枝余計だったね」などと、次の作業を待つ果樹園で、選定(枝の切リ落とし方)後の評価。後講釈は誰にでもできます。剪定の実作業をしている頃は、吹き下ろす風や小雪の舞う中の仕事でしたが、今となっては薄いウィンドブレーカーで十分。

「木を見て森を見づ」の逆か、樹形に気を取られていると芽の膨らみを見落としていました。例年より寒めだった3月の気候に反して、例年よりも若干進んでいる果樹の状態。桃は7月~8月の収穫、それまでの管理がまた大変です。
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