
福島県は放射能による土壌汚染を懸念して、農作業の延期の指示を出しました。 ですから田んぼに人影が見えません(畑にも見えませんが)、例年なら彼岸過ぎると根雪が融けた田んぼの耕運をするトラクターをあちこちで見かけるのですが、本当に人っ子一人見えません。まさにに不気味です。 今日も春の日差しでしたが生産現場は冬のたたずまいのまま、異様な風景はいつまで続くのでしょうか。
午前中、農政局の出先機関で農業6次化の打ち合わせをしていました。原発事故に話が及ぶと農業補償は東京電力、農業復旧は農水省、農産品の安全確認は厚労省、原子力関係は経産省全くの縦割り対応でで農政局の担当者も現地調査にもいけないという話(調査に行ってなんになるという声もありますが)。
ネットの世界では、保安院の説明に出てくる経産省審議官のカツラの話題で盛り上がっていますが、そんなお気楽ではない現実が現在・将来と続きそうです。
こんな現場の話リアルタイムで伝えてよ、とお願いした情報サイトも「私が取材に入れる状況ですか」と、今日の春の日のようなのどかなメールが返ってきました。日本のネットはジャスミン革命の北アフリカ諸国からも遅れを取ってしまったようです。
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