みぞれの降るホワイトデーの深夜、長い出張から戻りました。深夜と言っても、終電を待つコーヒーの間にWBCの日本vsキューバの対戦が終わったと言う時間帯。1Rで比較的安定していた先発陣がここ2戦同点や逆転を許す展開が、試合開始時間の遅さも相まって、決着が深夜に及ぶ原因です。

一夜明ければ、銀世界ならぬ融け残りのみぞれの跡、春の淡雪が残っていて去る冬と来る春の季節の代わり目です。去年が3.11から丸5年、一旦の区切りかと思えば丸6年の今年も、それなりに「あれから6年」の特集が嵐のようにありました。報道と言っても「筋書きありき」で、筋書きに合わせて取材対象を物色するような手法は、事故直後から変わりません。「震災直後」と言わず「事故直後」と書くのが、何とも福島的ですが。 人災から7年目、そろそろ3月11日の「地震・津波」と、それに由来する「原発事」。この二つの事象は「別の事件」として整理する必要がありそうです。

ここ1週間、東京で調査や営業活動をしてみると、まさに浦島太郎状態、この空白を埋めるのは容易ではありません、もっとも空白が6年間で終わる保証はどこにもなく、こちらはまだまだ長い冬が続きます。
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