普段なら「余計な作業」と思ってしまう雪かきも、米沢の雪を見たあとなら、「福島盆地の雪など、まるで楽」と思ってしまいます。 戦国武将伊達正宗は、「仙台の人」と思われがちですが、生まれは米沢です。 もともと伊達氏は、常陸辺りの武士。鎌倉の頼朝が平泉を攻めるときに従軍し、現在の福島県国見町と宮城県白石市の境で両軍が激突した厚樫山の合戦で軍功があった伊達市の先祖が、現在の福島県伊達市や伊達郡を領地として与えられたのが伊達市の始まり。戦国時代には隣接する、現在の米沢市まで領地を拡大し、正宗は米沢で出生したようです。
なにも、福島県側にも領地がありながら、それほど雪深いところに住まなくとも、と思ってしまうのですが、雪深くとも領地を治めやすい魅力がある土地なのでしょう。

福島盆地の雪はきは、プラスチックのシャベルでもなんとかなりますが、先日行った米沢盆地は重機や除雪車の作業。うずたかく積まれた雪は小山のようでした。
だから、辛抱強い人間性が生まれて「米沢織」や「木工芸」か成立して、後の工業集積に発展したといわれれば、豪雪も悪いものではないと思ってしまいます。
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