
このブログ最初の(おそらく最後の)個人的な話題です。 実は末の子どもが今年小学校の卒業を迎えます、野球とゲームの好きなどこにもいるような男子ですが福島市では今年の小学校の卒業式が震災で中止になりました。 3.11大震災で校庭に避難し、一瞬のうち学校から避難所に変わった母校から、挨拶もそこそこに帰宅しました。 結局登校はその日まで、地震の被害、交通事情、モノ不足、放射線の影響懸念等でその後卒業式の予定日まで学校が再開することはなく、お祝いも別れの言葉もなく卒業する事態になりました。 小学校は福島県庁の目の前、テレビでおなじみの福島県原子力事故対策本部は道の反対側です、なぜか昨日は選挙中の石原都知事まで来てました。 卒業式を中止を通達した教育委員会との軋轢はありましたが、先日学校近くの団地の集会場を借りて応急、手作りの『卒業を祝う会』をしました、学校から逃げ帰って以来顔を合わせたの子どもたちの喜びようは親の涙を誘いました。この学校は制服のない小学校で、女子は卒業式ために新しい服を用意します、今年はブレザー・リボン・チェックのスカートが大流行、そう、AKBファッションです。中学校は制服があるのでこの会がなければ、あとは着る機会がなかった服装です。 当日会場の飾りに使った10個の花の鉢、ホームセンターで買えば200~300円のものですが最後じゃんけん大会で持ち帰れる子を決めていました。モノの溢れる時代に、負けて持ち帰れない子を気遣いながら、嬉しそうに記念の鉢を持ち帰る子どもたち。この子ども達にもにも等しく輝く未来があることを願うばかりです。 原発がもたらした都会の利便性は、何だったのでしょうか。
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テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育
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