今年も今日で終わり、1年間ありがとうございました。 震災から5年、復興が進んだような何も進まなかったような。ここ数日、農作物から放射性物質が検出されない、水産物の試験操業魚種の拡大と、ある意味「復旧」を印象付ける報道もなされていますが、震災以前の水平飛行まで針を戻すには大よそ6年の歳月は長く、負った「放射能被害」の残像が大きすぎます。 廃炉のように30年40年のスパンとは言いませんが、目先のデータや事象に一喜一憂せずに国民や世界の眼に対応しなければなりません。もっとも、情報を出す機関が「最もそれらから信用されていない」こともあるのですが。

何はともあれ、被災地ももそうでないところも平等に時間は流れます。古くから農耕の神様を祀る神社も正月も迎える準備が出来たようです。 かつての賑わいからは見るべくもありませんが、近隣からの初詣に露店くらいは出るようです。

年末は「鳥インフルエンザ」に翻弄されました。[立入禁止]の看板は経てても、空から野鳥の侵入者はブロックできません。
近隣の町でも、それぞれ「復興」「活性化」の小さな努力は積み重ねているようで、イルミネーションを飾ったり小さな街路灯をつけたり。


もちろん、遠くから観光役を呼び込むような企画ではありませんが、こようような「平成の合併」に入らず、従来の自治体規模を維持した自治体の方が、様々な努力をしているように見受けられます。
どのような選択をして、いろいろなものに未来を託した「人々」「地域」にも平等に新年が訪れます。 来る年が良い年でありますように。
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