来年の干支は「鶏」です。今年末は鳥インフルエンザに翻弄されています。翻弄されるといっても目に見えないウィスルが渡し鳥など野鳥で拡散されるもので、大型化される養鶏ビジネスの中で(しかも悪臭対策のため山中に施設を作ることが多い)、防除手段も限られます。いわば「運を天に任せる」ように、流行の収束を待たざるを得ない現状もあって養鶏業者の苦悩がわかります。

渡り鳥から感染を受けた、「ずずめ」などが飛んでくるのはバリアでも張らない限り無理と、養鶏場の溜息と不安の声が聞こえてきます。
古典的な「なぞなぞ」(死語ですが)で、「トリはトリでも」と言うものがありました。年末で言うと「借金トリ」ということになるのですが、金融システムの発達で借金はしていても(ローンやクレジットは抱えていても)年末に借金取りが来ることはまずなくなりました。もっとも、日本最大の借金の主が大量の国債残高を抱える「日本国」という時代です。

商店主など、個人事業主が減って企業等の帰属する労働力、いわゆる月給トリが当たり前の時代です。この安定が産業の活力に繋がればいいのですが。 1年前に過労死でなくなった、電通の女性社員のことが1周忌を迎えたに当たり、また報道されています。見たところ優雅な有名企業でも、内情はパワハラや業界事情で苦労が絶えないこともあるようです。 一見優雅な「鷺」も、主食のカエル等は冬眠中、泥の中のドジョウでも探しているのでしょうか。
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