荒天で師走の雪の後に、すっきりとした冬晴れ。今回は雪の降り方もまばらで、意外なところに除雪の山。本格的な西高東低の気圧配置による雪ではなかったのかもしれません。

駐車場わきの四阿も、冬の日を受けて正月を待っているようです。やがてこの一帯に直売所、道の駅を作る計画の先行整備なのですが、この先7Kmほど先の幹線道路沿いに建設中の道の駅があります。さらにその先5~6Kmのところに計画されている大型ショッピングモール、これは東北最大級。さすがにここまで大規模だと建設に賛否があって調整中ですが、これが出来ると(そこからみると中途半端な規模の)道の駅や直売所は吹き飛ばされます。 この四阿も、賑わいを見守るのか夢の跡として人気のない駐車場と一緒にたたずむのか。

高齢化時代のの有力ビジネスモデルと言うと、知り合いの僧侶(つまり坊さん)から「またそんなことを言う」とたしなめられるのですが、この四阿の向かいの方向に見える(すぐ裏にも寺院はありますが)寺の屋根。城だと「しゃちほこ」にあたる部分ですが、寺院建築では何と呼ぶのでしょう。冬の陽を浴びて、黄金の輝き。
「光」があれば「影」がある冬晴れの風景、その高齢化によって放置された柿の木か。

柿の木までも雑草で覆われ、その雑草も寒さで枯れて、管理もさせていない小粒の柿が無数に生って、当然のように収穫する人もなく、熟して地に落ちようとしています。 色々な想いをのせて、今年も暮れて行きます。
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