今年の漢字は「金」。金メダルラッシュに沸いたリオ五輪だけならまだしも、「政治と金」の「金」でもあるとされ、今年の漢字に登場するのも3回目となると、ちょっと金のイメージも変わってきます。 遥か昔のように感じられますが、都知事の公金の利用の妥当性が問われて辞職に追い込まれたのも今年の夏。
それにしても災害の多い年でした。熊本地震から始まって、東北北部と北海道への台風の直撃と鳥取地震。2011年にも東日本大震災に続いて台風被害があって、南会津では只見線の復旧に向けて費用負担の話がまだ続いています。

最近、調査で熊本に行った研究者(災害直接の調査ではありませんが)に聞くところによると、「まだ被災住宅などはブルーシートに覆われ、復旧はこれからという印象」と言っていました。
当地方でも他人ごとではなく、昨年9月の台風被害(茨城の常総市付近で堤防が決壊した災害)は茨城の他、栃木、宮城でも大きな被害がありました。中に挟まれている福島も例外ではなく、道路損壊や斜面の崩落がありましたが、この崩落現場の現地立会い。
降雨が鉄砲水になって宅地を抜けて、水路や道路にも及んだと言うもの。その道路の上方にもう一つ集落があって、道路が塞がれると集落が孤立する恐れがあるため、鉄砲水の場所に砂防ダムを作ると言うもの。

ダムと言っても、普段は水気の無い窪に地上5メートル程度のコンクリートの壁を作るものですが。 立派に育ったヒノキを何本か伐採するための予備調査ですが、周囲の雑木林の荒れ模様が気になります。木材価格の低迷でなかなか人の手が入りません。 さらに拍車をかけるのが、原子力災害に係る椎茸原木用のナラ・クヌギの供用不可。原木の供給、椎茸の生産双方に大きな痛手です。
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