近所の復興住宅の工事が急ピッチです。ずいぶん夕暮れも早くなり、今の時期特有の鉛色の空から、陽が差したり雨が落ちたりの天候の中、クレーンがその空に伸びています。

復興の槌音なのか、不条理にのた打ち回る怪物のようにも見えます。 昨日も書きましたが、「廃炉」「除染」「賠償」で20兆を超える金額が必要となる予想とのこと。「兆2兆と豆腐屋でもあるまいし」と小池都知事が啖呵を切った東京オリ・パラも、都も持ち出しが3兆円を巡る攻防。単純計算で、オリ・パラが7回できる勘定。 おそらく、このような復興住宅は20兆からすると微々たるものとは言え、その中に入っているのかいないのか、中間処分場は入っていたのですが但書きは無かったので、おそらく含まれてはいないのでしょう。

日本の年間税収は40超円ちょっと、廃炉がこれから膨らむでしょうから、年間税収の半分をつぎ込まなければならない現実。多少こじつけ・強引でも新電力にも費用を負担せなければあらない事態も、金額を見ると明らかです。
しかし、東電や政府。これだけのことをやらかしたという自覚があるのか、「言うことは他人ごとのよう」と感じる報道が多いような気がしています。
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