国際競争を視野に入れた大型農業だけが、国内の農業ではありません。事業目線ではない「生きがい」や「健康」「楽しみ」のための菜園もあります。それは「業」ではないとの視点もあるので、農業と言わず菜園としておきます。

福島市郊外で菜園を楽しむ「わくわく農業倶楽部」、この歳でも(失礼)わくわくできるのがこの菜園のいいところ。別に規定があるわけではありませんが、化学肥料は使わず大方こちらで供給する有機肥料で栽培をしています。

技術指導している当方が、出来栄えを褒めるのも「自画自賛」になってしまいますが、でも出来栄えを褒めると「おみやげ」がついて来ます。 資材を買っていただいて(もちろん金額的には大きくありませんが)、「先生」と呼ばれて(それは止めて下さいとは言っています)、おおもやげの野菜までついてくる、全く「結構な身分」です。
消費調査では「福島産を買わない」という回答が3割、そもそも「売っていない」と言うのが2割。売っていないのは「店舗で売れ行きが悪いので仕入れないと」いうこと。おそらくはランダムに消費者を選んだものでしょうから、対象者が有機農産物指向などだとこの割合いは跳ね上がります。

この倶楽部も、震災の年には会員が0になりました。「家に持って帰ったらかえって怒られる」という事情。 消費者心理はともかく、楽しい菜園を続けましょう。
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