廃炉作業が進んでいると言うか、遅々として進まないと言うか、例の福島第1原発事故現場。何れ大変な作業であることは察せられます。最新技術か、いわゆるババを掴んだのか「凍土遮水壁」が機能しないうちに、台風による地下水位の上昇。あふれた水は港湾内に流出したとのこと。ここまでなら、「今年の台風は連続で」となんとか「想定外」とも解釈できますが、港湾内のセシウム濃度の発表を曖昧に低く見積もって公表していたとのこと。 国民の心理を欺く様な発表を繰り返し、風評被害の期限を切って「合理的な対応」というのは、自社の生き残りのためには、被災者対応などの枝葉末節は関係ないと言う東電の論理か。

5年もプレハブに暮らす避難者、6年目で建ち続ける復興住宅、このコントラストが何とも複雑な被災地の状況を物語ります。

復興住宅も賃貸型から分譲型、アパート風・マンション風・戸建てと様々です。近隣に相次いで建設されますが、避難の当事者ではないので、どれがどうなのかよく分かりません。 「大枚の慰謝料」と面白おかしく言う向きもありますが、これも避難の当事者でないので分かりませんが、何れ苦悩を抱えての転居の様です。当の東電は破綻に至らないよう支援のスキームと、廃炉等の費用獲得に道筋をつけたいようですが、小なりと言えど道筋のつかない避難者・被災者は多く存在しています。
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