東京では豊洲新市場の、地下空洞問題が論議を呼んでいます。食の安全の見地から、「あんなところのものは食えない」と言う意見も出いています、リスクが目に言えないだけに「過剰反応」とまでは言えません。まさに原発事故以降、福島がたどった道です。

その原発事故から5年半、紆余曲折の上「仮設住宅」にたどり着いて5年。その仮設にも5度目の秋、さすがに歯の抜けたように退去した部屋も目立ちますが、5年の月日は「仮」とつけて良いものか。
「避難者の通帳を見せてもらったら1億円の残高」などと、面白おかしくネット情報や一部報道がありましたが、この辺りの地価や建設費を考えるとその金額だと、豪邸が2・3軒建つ勘定。「隣の芝生」ならぬ「隣の仮設の土手」、そう週刊誌が喜びそうな話ではなさそうです。 元は農家か、もくもくと土手の草を刈る住居者を見ると、胸が締め付けられます。

秋の草花と一緒に土手を這うのは南瓜の蔓、文字通り「土手南瓜」ですが、プレハブの仮設の風景になじんでいるのが、何とも複雑です。
豊洲の地下空洞とリンクしているかどうかは分かりませんが、豊洲新市場の施設の落札率の高さ。JVが出した見積りがほぼそのまま落札された状況が報道されました。ゼネコン丸儲けの構図か。 その某ネコンが提案して施工した原発事故現場の凍土壁、こちらは凍結の融けなども出てきて苦戦の様子。東京の空洞と同様、責任の所在を明らかにしてもらいたいもの。 預金通帳に1億円と、根拠の乏しいうわさを流すばかりでは始まりません。
スポンサーサイト
|