先日は水田の上を舞う「白鷺」を見つけて、吉兆かと根拠のない希望を申し述べました。順調に穂をつけた水田の上を白い野鳥が飛ぶのは綺麗なものなので。

その水田に変調、といっても水での稲に異常が出たのではなく、台風のこと。強い台風10号が太平洋上を迷走した挙句に太平洋側から東北地方へ上陸の予想です。太平洋を進む台風の直撃を受けやすい四国や紀伊半島、東海と違って、土木工事も構造物も「台風」直撃はあまり想定しておらず、そちらの地方より台風への備えはどうしても脆弱になるのは、リスク管理と費用対効果上止むを得ないこと。この反面気象リスクの高い耐雪や防寒に対するリスクには供えています。
鷺のいた水田とは全く違った場所ですが、やはり関係する農家の水田。なかなか豊作型の「コシヒカリ」と見受けましたが、台風対策は水田の水を落として排水しやすくしておく程度、強風については成す術がありません。冠水しませんように・倒伏しませんようにと願うばかりです。

台風の予兆のような湿った風が吹く中、農家さんと畔を見回ると「青大将」が頭を持ち上げています。胴が太く動き出さないところを見ると「ネズミ」か何かを飲み飛んだばかりかもしれません。[蛇は財産が出来る吉兆と言いますよ」「それは白蛇ではないですか」などと農家の方と他愛もない話。「蔵に青大将を住まわせて屏風などをかじるネズミを駆除した」ということは実際あった話なので、青大将=財産の守護=蓄財も満更根拠のないことではないかもしれません。
平成21年は東日本大大震災のイメージが強いのですが、水害もあって特に南会津で甚大な被害がありました。昨年も9月に台風の水害で農地の冠水や土砂崩れがありました。 全くの人災で、未だに(この先当分)被害の収束が見えない原発事故はともかく、続く気象災害は「どうぞ軽微でありますように」その都度、出来る限りの対応で何とか凌ぐ生産現場です。
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