台風がまさに週替わりで来襲するなか、「オリンピック」も「高校野球」も、そして「夏休み」も終わり日常生活が戻りました。

例の甲状腺検査も、「過診療」の弊害など専門家の間でも様々な主張があり、小児医療の素人など判断の術もありません。この中で子育てをしてきた親の心労はいかばかりだったかと思われるます。もちろん過去形で話すことではありませんが。
幸い県内での生活者の中には、白血病患者の急増のような情報はありません。先日は事故現場の廃炉作業の労働者の白血病が「労災」に認定されました、例の凍土壁の計画が破たんなど、原発事故がらみの情報、しかもどちらかと言うと事故当事者の失態で住民にはどうしようもないニュースが飛び交い、風評が収まる気配が見えません。
風評被害とは「科学的根拠のない「噂」「風説」によって生じた、消費者等の買い控え」という、事故直後に設定された定義とは違ったものになっています。もっとも、本原発事故に関しては、従来の「風評被害」のでは捉えきれないが、司法判断も含めて他に適切表現がないため、便宜的に「いわゆる風評被害」と呼ぶことになっていたのですが、いつの間にか「いわゆる」がつかなくなりました。代わりに、起こっている現象を踏まえ「風化被害」などと呼ぶ研究者もいますが定着にはしばらくかかるかも知れません。その前に「被害」が無くなればそれは一番良いのですが。
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