午後8時、投票締め切りとほぼ同時に「当確発表」。出口調査によって結果を分析して「発表」とのこと、もう少し競れば一応開票状況を見ながらということにもなるのでしょうが、8時には当確が打てるほど差が付いた東京都知事選挙。
販売データに基づき、販売の予想量を決めて常に販売量に相当する補充を実施する。売れて売り場に無くなってから、「納品準備」というのは欠品の原因になります。かと言って、過剰在庫はキャッシュフローを悪化させ、野菜等生鮮品は鮮度の低下は商品価値に直結します。

東京の一流スーパーから売り上げデータが日々届き、それで販売量を推定して納品、リアルの数値で調整を行います。そのような先進技術も原子力災害で一瞬にして消え去りました。風評によって購買行動が変わり、データそのものが役に立たなくなり、新たなデータを構築しようにもそもそも差別化農産物としての取引が成立しません。ブランド化等による識別性がない限り、消費者は価格で購買行動を起こすので商品の需要予測などできようはずがありません。
西日に当る野菜の無人販売機を見ながら、震災以前を思った次第。
都知事選でも鳥越候補が、反核・反原発を訴え、それについては「国政の課題」と言う反論もありましたが、それを言うなら待機児童は制度上は「区や市町村の役割」。これからの市民生活に密接に関る課題は国・都道府県・市町村の区切りなく考えてほしいものです。もっとも鳥越さんの場合は別方向からミソをつけてしまいましたが。

小池新知事に方は崖から飛び降りる覚悟の決断が、さまざまな幸運も呼んだようです。桝添前知事にも劣らないような公費の散財を行った元知事から「厚化粧女」と言われれば、判官贔屓は盛り上がります。池上彰が「敵失」と言ったのも頷けます。
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