都知事選挙の趨勢が決まったような気がします。前々々知事と言ってもこのところ頻繁に知事がが変わる東京都なので、それほど過去の人ではないのですが、石原慎太郎氏が小池候補を「厚化粧女」と言ってしまったと言う増田氏への応援演説。 長い演説の中で、ある部分を切り取って「面白おかしく」取り上げれば、発言者のニュアンスと異なることも独り歩きしますが、流石にこれはまずい。 逆に力のない(と言う印象の)個人が組織に向かって、辛辣・暴言を吐いても「頑張っている」と言う印象を持たれないことはないのですが、「組織に挑む女性」のイメージで選挙を行っている候補者に「厚化粧女」と言ったとされてしまえば、さらに江戸っ子の判官贔屓に火をつけるだけです。残念ながら、娘と娘婿には恵まれませんでしたが、稀代の選挙上手「田中角栄」の本を書いたばかりの石原氏が、このようなミスを犯すのも終盤になっても増田候補劣勢の情報からなのでしょう。

東京では、自民党も野党統一も燃え切らない夏のようですが、東北も梅雨明け宣言がいまだ出されません。 大手スーパーの事業説明会に出向きましたが、総合小売業も暑い夏後来ないと消費が伸びないようで「梅雨明けまで我慢」と冴えない表情でした。

初夏から梅雨を彩った花も、役目を終えて次なる主役を待っています。次なる主役が現れる前に散ってしまった知事もおりますが、主役は岩手県から駆け上るのか、厚化粧女(失礼)か歴戦のジャーナリストの逆転成るか、それなりに興味のあるところです。
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