もう10年以上前にりますが、農水省や経産省の研究開発についての公募事業に申請していたころの逸話。申請内容は当時非農業分野では常識だったITによる生産流通の情報j化を、一般的な農業でも行うと言うもの。当時は「植物工場」は言う言葉は普及していなかったものの、水耕栽培などの農業生産プラントは既にあり、工業的な技術要素で栽培するプラントならともかく、一般的な農家で作る農産物では無理。「農産物には気象要因があって、大体PCやネット環境を含めて農家に普及するのか、キーボードを打つ習慣があるのか」。この辺が審査を担当する大先生方の意向で、あえなく不採択を繰り返していました。
さて、その後のネット環境の普及は凄まじく光ファイバーは張り巡らされ、しかも「超小型コンピュータ端末」つまり「スマホ」は国民的な標準装備品となり、これが無ければ生活に支障が出ると言うところまで来てしまいました。

ただし、過ぎたるは及ばざるがごとし。 7月22日、ポケモンGOが日本でも配信開始。道の真ん中で夢中でスマホを扱う自転車あり。とても危なくてしょうがありません。

道の真ん中でも止まっていれば避けようがありますが「歩きスマホ」ならぬ「走りスマホ」となると危険度はさらに増します。
逆にこの現象を、かつての公募審査員に見せたい気がします「ここが、あんたら学者の限界だね」の言葉を添えて。 携帯電話は農家の方が普及が早いところがありました。田や畑にいる時間が多く固定電話から離れて生活するケースが多かったからです。
このスマホの普及と情報ネットワークを、ゲームよりももっと建設的な方向に活用したいと思っています。
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