曇天に時々降り出す雨、梅雨らしい天候も大雨の九州、ダム渇水の関東から見れば恵まれているのか。

定植したての夏秋キュウリが、適度な湿度と温度で順調に伸びています。かつて、夏秋キュウリは全国トップの売れ値だったそうで、原発事故でその座を失う以前の話ですが。もっとも東京卸売市場での話で、独自の売り場・ブランドで勝負していた有機系の野菜とは直接結び着かない話です。 その卸売市場経由の野菜でさえ、納入先のスーパーで福島産の売り場を失っているので、なお直接売り場を確保していた「ブランド野菜」の原子力災害による苦境の方が大きいと言えます。

原子力災害での「甲状腺がん」も何かすっきりしない見解が続いていますが、救いは当の子供たちは至って普通に育っていること。保育園から近くのプールに行くのか、手持ちは水着とバスタオルのようです。蒸し暑い日はプールに限ります。 事故当年はプールなどご法度、次年度以降は自己責任でと親の承諾書でプールに入れていました。プールに入れて良いかなど、放射能の専門知識のない人間にわかる訳もなく、専門家でも見解が分かれる判断に「自己責任」ということで、行政・学校などの管理者側から下駄を預けられても親としても戸惑うばかりでした。
少なくとも、事故後に一方の専門家が言っていた「5年度の福島の子供は甲状腺がんの多発でただならぬことになっている」ことはなさそうです。一方の専門家はその後もテレビに出続けていますが。
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