考えてみれば七夕は梅雨の最中、この時期に「天の川」というのも他の時期に比べて確率が悪すぎます。たぶん保育所や小学校では笹に短冊が飾られているのでしょうが、クリスマスは別格にしてもハロウィンなど外国のイベントに相乗りしたがる日本人にしては、七夕関連のイベントは、あまり盛り上げる気配はありません。商業ベースに乗り難いのでしょうか。

仙台の七夕などはまた別格ですが、あちらは8月上旬梅雨が明けての3日間、青森の佞武多や秋田の竿灯の同時期で夏祭りのピークです。
梅雨らしく雨が降りしきる昨今、しかし東京の水がめ、北関東のダムは渇水状態で冬の積雪の少なさがここにきて影響しているとのこと。

こちらはアジサイの花越しに見る小川も、水量を増しています。 冬の雪が融けて大地に染み入り、伏流水になる自然の節理が、現実のものとして現れてくるダム渇水のニュースですが、半年前の雪どころか、5年前の隠蔽がまだくすぶっているのが東京電力。 炉心溶融を炉心損傷と言っていたことに、一応「隠蔽と取られても仕方がない」と微妙な言い方で認めた東京電力ですが、官邸の指示のある無しは「これ以上調査せず」で、この件の幕引きを図ります。 ここで収まらないのが当時の官邸、事故の時の官房長官が「東電体質の表れ」「理解できない」と怒りを露わにしました。当時の官房長官は現在の民進党の枝野幹事長、おりしも参議院選挙の最中に「グレー」に甘んじるわけにはいきません。 しかし、官邸が関与していないと声高に叫べば、思い出させるのが当時の政府の事故対応で、もたつきバタたつきの繰り返しに今に至る風評被害、原発不信のボタンの掛け違いの発端だったこと。 一義的な責任は、当然利益優先で津波・地震対策を怠った東電や安全神話を作り原発政策を進めていた民主党以前の政権にもあるのですが、折り合悪く政権与党当時に歴史的なアクシデントに遭遇してしまいました。逆に漁夫の利を得たように現与党は、憲法改正発議に必要な2/3に迫る勢いの参院選だそうです。
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