「ご配慮・ご支援ありがとうございます」と言うべきことなのでしょうが、東日本大震災の被災3県の支援スキームが続いています。岩手、宮城、福島の3県の主に食品販売や販売事業者に対する支援。デパートでの催事出展などの支援制度があります。 説明会に出席したら、事務局から再三申し込みを勧める電話。それはそれで有り難いのですが、原子力災害を抱える福島は他県と事情が違って、その特殊事情によって、東日本大震災の3県支援では当てはまらないことが往々にしてあります。
もっとも、福島県にも津波の被害もあり、地震も含めて多大な天災被害もあったので、原発だけの被災ではなく、また、以前同事業でたまたま一緒になった宮城県の関係者に言わせると「本県も風評被害が深刻な地域がある」ということなので、天災による被災と原発事故の被害を明確にして2本立ての対応を望む、というのが被災地の意向でしょうか。

果樹園を更地にして、分譲地を造成していた「復興住宅」が完成したようです。ここは復興住宅と言っても以前紹介したアパートタイプではなく戸建の宅地タイプのようです。このまま原発等の避難者に分譲するのか、戸建ての住宅を建てて建売形式にするのかはわかりません。

その近隣でも、復興住宅建設の工事をしていました。こちらは道沿いではなく小学校の真ん前で、コンクリートの土止めもあるのでまた違う形式なのか。 「ハードを造れば復興がなる」と言う単純な構図でないところが何とも難しいところ。被災者がここに入居したところで長期のローンが待っています。旧住居などのローンが残っていれば2重ローン、被災地・被災者は慰謝料でパチンコ三昧と、面白おかしく週刊誌ネタになるほど事態は単純ではありません。
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