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立てば芍薬
茄子の定植を終え、隣はピーマンだそうです。こちらの農家とのお付き合いも相当長くなります。

原子力災害前は、首都圏のデパ地下・高級スーパーにキュウリ、茄子、ピーマンなど四季の野菜を出荷していましたが、「いわゆる風評被害」福島産の野菜は「嫌がるお客様がいる」「他産地品に比べ売行きが落ちる」と、事実上取引の停止。もちろん販売者側も広言はせずに、中央官庁から要望があれば被災地支援セールなどを行いますが、何れも一過性。まずは、売行き優先でクレームはご法度の世界です。

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農家の方もしっかりした発注の見通しがあれば、単品を栽培するのが効率的。しかし風評被害が止まず、高級マーケットの販路が閉ざされたのなれば、細目に多品種少量生産で、地元の直売所に持ち込むしかありません。

しかし、なにせ農業地帯の直売所、季節ともなれば次節の産品で溢れかえります。となれば、価格競争になってしまいがちなので、生産費もコストダウン。品質が落ちるのを承知で化学肥料を使わざるを得ません。

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自分のところで食べる分は「有機肥料」と、何とも切ない肥培管理です。もっとも、販売時に無化学肥料を謳わなければ何の問題もないわけですが。[またおいしい野菜を出荷したい」と言われてしまうと、こちらも、ただただ謝るしかありません。

野菜畑の縁に、農家が「気晴らし」に植えているシャクヤクの花。「立てば芍薬、座れば牡丹」と昔から優雅さ美しさに例えられる花です。木の咲く牡丹と違ってこちらは草に咲きます。根は残っても茎・葉は毎年伸びて花を咲かせます。

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「根強く残る」が「風評被害」の枕詞のようになってしまいました。原発事故現場の汚染水のトリチウムの処理も「希釈して海に流すのか一番経済的」と言う答申が上がったそうです。希釈しても絶対量が変わらないとどうにもなりません、逆に濃縮して流す量が減ったと言うのも同じ。いつまでやっているのか子供だまし、風評被害も続く訳です。
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