福島から米沢を経て山形市に向かう山形中央道。28年度中に福島部分が一部開通と言う話もあります。米沢から向こうも開通はしているところもあるようですが。

県境の栗子山付近はいつも難工事、現国道13号線の隧道(トンネル工事)に携わった人の話を聞いたことがありますが、それは難工事だったようです。昔の土木工事は人の事故死は当たり前のようなところがあって、難工事の後には慰霊塔が立っています。
さすがに現代は、安全第一で機械も進歩したので、落盤事故などは聞きません。 橋とトンネルが交互に来るような新道路の開通は楽しみですが、冬にこの橋を渡るのかと思うとちょっと勇気入りそうです。
まだ5月とは言え、新緑と言うにはずいぶん緑の濃くなった里山ならぬ奥山の風景です。

道路か出来ると人の流れが変わり、仕事や生活に影響が出るのが通例。この道路の福島側も山形側も果樹地帯。とくに福島側は通称フルーツラインと言われる果樹生産販売の集積地帯、観光農園も多数あります。現在の全農県本部、かつての県経済連などのいわゆる系統農協の力ではなく、自前で販路を切り開いてきた地帯です。
この道路は追い風か逆風か、原発事故のとんでもない逆風が収まらないなか、追い風であってほしいと思いますが、高速道路によってここはスルーして先に行くと言うリスクも付き纏います。経営努力と新たな戦略が問われます。
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