「5月のバラ」とはよく言ったもので、欅、柳、銀杏の並木も緑1色。アジサイには少々早い5月の下旬、普段何気なく通る生垣からバラの花が顔を出しています。

ギリシャ神話やキリスト教の布教の話でも出てくるので、外来植物かと思えば日本にも原生種はあったようで、薔薇はイバラから転じたれっきとした日本語です。そういえば英語で言えばRosa、これの日本に定着した英語ですが、さすがにローズ園とは言いません。
磐越道開業前に、福島からいわきに行く近道で、阿武隈山地を越えて国道六号線に出る手前で、6号線に並行して走る山側の農免道路があるのですが、そこに双葉バラ園と言うのがありました。 もう5年以上も住む人がいなくなった地域、どのようになっているのでしょうか。

生垣や庭先に植えられたバラを見つつ、かの地に思いをはせます。 花の時期にしか気にしていませんが、管理の方は1年中気を配らないと、なかなか見事には咲いてくれません。

道路越しに、通りがかりの他所のお宅の花を拝見していると、思わぬ「花」も出くわします。 コンクリートの割れ目、アスファルトとコンクリートの継ぎ目から顔だす花もありました。植えたわけでもなくこぼれたか、鳥が種を運んだか。水も遣らないのに雨水で耐えて育つようです。 双葉のバラ園も、このように育っていればいいのですが。
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