里山の山肌が剥かれていました。バブルの頃ならリゾート開発かと思うのですが、今さらゴルフ場でもあるまいしと聞いてみると、大型の太陽光発電の施設、つまり太陽光パネルを並べるとのこと。 里山、つまり日当たりのよい丘陵に太陽光パネルを並べると、太陽光の利用率は高く土地も、おそらく長期の借上げなのでしょうが、材木や放射能災害で椎茸用原木の価値が下がっている福島県では只同然で借りられます。 聞けば設置企業は台湾とのこと、グローバリゼーションと言うかビジネスの国際化もここまで及んでいます。

その放射能を原発事故以来定点観測をしている農場。事故当時は約2ヘクタールの農場の周囲は、砂利採取場の残土置き場・空地・そしてトウモロコシ畑、趣味の菊栽培などでしたが、気が付けば太陽光パネルに覆われてきました。

こちらは日本資本、というより復興需要の先行きを案じた砂利の採取業者が、遊休地にパネルを設置したもののようです。 脱原発、クリーンエネルギーのシンボルになればいいのですが、発電の買い取り価格もまた下がるとのこと。資本の論理に巻き込まれなければよいのですが。
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