大型連休中も交通事故がありました。高速道路で事故の巻添えのような形で、何人かの子供も亡くなっていました、母親の自転車でおんぶひもで背負われて車に衝突して転倒死亡と言う事故もありました。事故現場についてはもちろん報道で知るのみですが、衝突車両の運転手が逮捕されましたが、渋滞を縫うように走られると「出会い頭」のリスクは高まります。自転車の機動性どころの話ではありません。

この辺りは福島市の南部地区、郊外の農村地帯で「水田も向こうに大きな工場が見える」地域でしたが、いつの間にか住宅地になってさらに幹線道路が通り、街並みも一変しました。
とは言え、昔からの町内会組織がしっかりしているのか、新1年生の下校に伴う「見守り隊」のボランティア活動。右も左も分からない小学生も学校から自宅まで届ける活動で、これなら学校も保護者も安心です。
もう、4半世紀近くも前になりますが、ニューヨークのコロンビア大学で学生とディスカッションしたときの印象。向うは学生ボランティアが盛んで「さすがアメリカはボランティアの先進国」と思っていると、学生同士が論争を始めました。ネイティブ同士の会話なので半分推測なのですが「ボランティア活動を大学の単位と認めることの是非」、何とも25年前らしい話題です。
そのアメリカの産業競争力に「追いつき追い越せ」と、頑張ってきた団塊世代のリタイヤ。その世代の方のボランティアで小学生の安全な下校が実現しています。ちょっとアメリカと違う形でボランティアが定着したようです。

ここ、25年の内にNPOの制度が出来るなど日本のボランティアの形も変わってきました。しかしこの「見守り隊」を見て思うことは、子供に対してのボランティアの多さ、最初路地ですれ違った時には小学生の下校とは気付きませんでした。 ボランティアの役割に感謝しつつも、少子高齢化と言う25年前には思いもしなかった「事実」を垣間見た気がしました。
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