熊本、大分は地震が続いているようです。直接の被災者はもちろん温泉地等「繁忙期」を無為に過ごすような連休は、さぞや焦燥のこととお察しします。「商機」はストックできませんので。 ただし、東日本大震災、ことに福島と違って「人災」が絡まなかっただけ不幸中の幸いで、福島の観光はまだ後遺症に苦しんでいます。 いまだに事故当事者からは、炉心溶融についてマニュアルがどうの認識がどうのと、恥の上塗りのような情報が出てくるので、風評に関しては「後遺症」というより「進行中」と言ったことかも知れません。もっとも、風評が進行中と言ってしまうと「デブリの位置がわからぬ」「汚染水は海上に放出」の現状に、実害も進行中と言われてしまうかもしれません。

とは言え、未だ風評に苦しむ被災地にも平等に季節は移ります。ピンクや白の花で覆われていた果樹園も緑一面になりました。 少々風に強い日ですが、脚立に乗ってりんごの樹の高いところで作業中です。

気の早いところでは田植えも始まりました。以前は5月の連休中に田植え作業が一般化していた時期もあるのですが、適期より早いと支障が出るということで、人の都合より稲の都合が優先され、以前の5月中旬に作業のピークが行くようになったのですが、考えてみれば今年の陽気は例年より10日は早く、今が適期と見れなくはありません。 稲の場合は、春に種をまくので果樹のような永年作物と違って暖冬の影響はありませんが、種をまいてからも高温続きで苗の伸びが早いと稲作農家も驚いていました。 苗の伸びに対して田植えが遅れると、老化苗を植えることになるので、これも困った現象です。

メイストームの前触れか、風の強い日。反面、鯉のぼりは元気に泳ぎます。 困った現象は何か反対の好現象を呼び込む、地震も原発事故もそうであってほしいものだと思います。
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