桜が散って、桃畑が文字通り桃色一面。梨畑も梨棚が真っ白になりました。

熊本で大地震があったとのこと、お見舞い申し上げます。5年前の東本大震災で波打った道路もこちらは何もなかったように、ハナミズキが花をつけました。さすがに5年の月日で街路樹も相当伸びました、当時の写真を見ると幼木とは言わないまでも、「樹」というのもおこがましいようなものでした。「黄色と赤が交互に咲いています」もちろん都市計画で交互に植えたのでしょうが。
出身地の町で(現在は市ですが)、自治体の都市計画についてのなんとか委員を拝命していたころに、外国の街路樹を引き合いに出してここでは「プラタナス」「ハナミズキ」ばかりで個性がない、と毒づいたことがありました。今考えると若気の至りで、役所で作る都市計画などに個性を求める方が難しいようです。 何を植えても近隣住民からは、葉の掃除が大変、日陰になるなどの苦情は入り、役所でも「あちらの通りもこの木なので」とでも言わないと落ち着かなかったようです、「アンケートでこうなった」「○○先生のご提案」とでもしないと、特徴の出るような試みは収まりがつかないのかもしれません。

庭先の家庭菜園か、少しの隙間の土地に伸びた「菜の花」、一般的にはありきたりの花でも、意図せぬ「黄色」がとても斬新です。庭先が駐車場で占められているのか、身近な街路樹の根基に細やかに花を植えているところも見受けられます。 町内の美化と言った大仰なものではない、農耕民族の習性のようなものかもしれません。
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