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桃の正体
桜と入れ代わる様に桃が満開です。
桜と同じバラ科ですが、桜よりは「花」が疎らのは栽培しているからです。

DSC_5353.jpg

食用の桃、は種子、つまり子孫を残すための種の部分です。花の受粉によって種になって肥大するのですが、これが多すぎると種、つまり実が付きすぎてとても大きく育ちません。
桃に限らず大方の果樹はそうですが、花、蕾、実の小さいうち、いろいろな段階で必要に応じて落として行きます。花の段階でも落とすので、栽培している桃は花が疎らです。
たまに、栽培をあきらめた桃畑や、仕事の都合で花を落としていない桃の木を見ると、桜同様木に纏わりつくよう花が咲いています。

DSC_5364.jpg

「花もも」と言って、花を観賞するだけの桃の種類もあります。花ももにも多様な品種があるのでしょうが、これは白色の八重咲きタイプ。
先ほど、「子孫を残すための種の部分」が桃の実と紹介しましたが、実際栽培する桃は種では増やしません。種ではどのような性質を親から受け継いて出てくるのか分からないので、親と同じ性質の果樹を作るのは、枝を切ってそこから根を出させて木にするか、枝に根をを接いで苗木にすするかの方法です。
この辺の技術は、野菜でも使われ「キュウリはカボチャの根に接ぐ」で以前書きました。

この、花ももの木ですが、花ももの幹とは別に根の方から、もう一つの枝が伸びています。接いだ根っこの部分(台木と言います)から台木の品種の枝が伸びて来たようです。「きれいな花が咲く」と言う性質を重要視した品種に比べて、「丈夫に育つ」「生命力が強い」ので利用される台木ですから、台木の枝の方が成長力が強いのは当然です。
観賞用の花ももにしてみれば無用の枝ですが、暫くは切らずに様子を見ようと思います。
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