福島市の満開の桜の見ごろは今週半ば、雨で散った桜もありますが、なんとか今週末までは「花見」が出来そうです。ちょっと奥まった、市内でも少し標高の高い場所に行くとまだ満開のところもあります。

福島で花見と言えば「花見山」で、メディアでも取り上げられて今年も盛況のようです。そのメディアでも伝える通り「花見山」は花木の生産農家の私有地で、公園や花見を想定して作られたわけはないので、場所取り合戦やシートを敷いて「どんちゃん」と言うような場所ではありません。そこが、逆に自然愛好者に受けるのかもしれませんが。

公園や公共で整備した施設ではないので大型駐車場もなく、ここまで有名になる以前は何とは近くに行って路上駐車も可能でしたが、ここ十年は交通規制も厳しくなって、一般車両は離れた場所の駐車場からシャトルバスで向かうことが多くなりました。 で、市で準備した大型駐車場。ここでも「流行り廃り」と言うか行政の方針に翻弄される一場面が。花見山から2~3km離れた駐車場は河川敷、ハイカー気分でここから直接花見山まで歩く人もいますが、ここは河川敷。親水公園で白鳥の餌まき場でした、鳥インフルエンザなどは渡り鳥が媒介する、ということから全国的な「餌付け」禁止。白鳥の時期も親水公園としてはクローズになりました。

しかし、習性かいくらか餌をまく人がいるのこ、法律で餌をまくことが禁止されているわけでもないので、幾ばくかの白鳥は今でも羽を休める場所です。桜の時期にも、これからシベリアに向かうのか、少し白鳥が休んでいました。咲く桜と帰り遅れた白鳥、主役とかつての主役。 主役の交代劇。水泳のリオ五輪代表の争い「渡部香生子」と「北島康介」を見るような思いです。
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