桜も見頃が、福島市内から郡部へ。 ここは伊達郡桑折町、紆余曲折有って伊達市には入らず「伊達郡」のまま。1万人強の人口で自治体を維持しています。

咲く桜の背後にあるのは旧郡役所、明治期には町村の上に郡と言う独立した行政機構があったようです。もっとも町村と言っても昭和の合併前のそのまた以前、今で言う大字単位の自治体ですから、行政機能と言っても限度があって県との間にもっと大きな機能が必要だったのでしょう。 この町は江戸期に銀山があって、一旦閉山したものの明治の殖産期に再興されました。その再興に尽力したのが明治初期の実業家五代様こと五代友厚。主として東日本の産業化で活躍した渋沢栄一に対して、薩摩出身の五代はおなじみ「びっくりぽん」の大阪など主として西日本、ここは例外だったようです。
この一帯の産業、行政をリードしたと言う自負があるのか、平成の大合併から離脱したのがこの町、隣にも未合併の自治体がありますがそちらは少し事情が違うようです。いずれにせよ、どちらが良い悪いの話ではありませんが。

例年より早い桜に驚いていると、桃畑の桃の花も咲いて来ました。桃の花も桜から少し遅れて咲くのが通例で、桜を追いかけるように咲くのも不思議はないのですが、やはり4月初旬の桃の花には驚かされます。 なにかの「吉兆」だと良いのですが。
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